階段の照度計算(逐点法)|直階段・折返し階段の段ごとの踏面照度を器具の配光から計算し、最小・平均・均斉度の判定、等照度図(平面・断面)、器具の自動配置の提案、IES 配光データの読み込み、A4 照度計算書
階段は「平均照度」だけ見ていると、上の段の陰になった段や踊り場の隅が暗い、ということが起こります。光束法は部屋全体の平均を出す計算なので、段ごとの明るさや、段の縁(段鼻)が見えるかどうかは分かりません。このツールは器具の位置と配光から段ごとの照度を逐点法で計算し、どの段が目標に足りないかを平面図と表で示します。
階段の照明を設計する電気設計者の方、器具を減らしたい・付け替えたいときに段ごとの明るさを確かめたい工事会社の方、改修で「暗い階段」を数字で説明したい方におすすめです。
主な機能
- 階段の形:直階段(途中に踊り場あり・なし)、折返し階段(U ターン、中央は手すりか壁を選択)。幅・踏面・蹴上・段数・踊り場の奥行・天井高(段の面から)
- 器具:LED ダウンライト 60〜200形、小型シーリング、ベースライト、ブラケット、階段灯(壁付)、足元灯を内蔵(代表配光つき)。光束・配光・消費電力は変更可。メーカーの IES ファイル(LM-63)を読み込むとその配光で計算
- 配置:平面図をクリックして器具を追加、ドラッグで移動、同じ器具を 2 回クリックで削除。取付(天井・左右の壁)、高さ、向きを器具ごとに設定。各走路に等間隔で置く、自動配置の提案(天井/壁付片側/両側千鳥のうち目標を満たす最少台数)
- 計算:逐点法 E = I(θ)·cosα/d²。段ごとに幅方向 5 点 × 中央・段鼻で計算し、上の段や中央の壁でさえぎられる光は除外。保守率を掛けた値で判定
- 結果:踏面の最小・平均・均斉度(最小/平均)と判定(全段の最小が目標以上、または踏面の平均が目標以上)、段ごとの表(高さ・中央・段鼻・最小・最大・判定)、平面の等照度図(ヒートマップと等照度線、目標値は赤)、歩行線に沿った断面プロファイル、器具の配光図
- 書き出し:A4 照度計算書(条件・器具表・結果・平面図・段表・断面)を印刷/PDF、段ごとの照度を Excel 用にコピー、Excel ファイル、条件の保存・読込
使い方
- 階段の形と寸法を入れる。用途を選ぶと目標照度(JIS Z 9110 の目安)が入ります。
- 器具を選び、平面図をクリックして置く(または「自動配置の提案」から候補を適用)。
- 段ごとの表で不足の段を確認し、器具を動かす・増やす。「A4 照度計算書を印刷/PDF」で提出用に。
計算すると「3D」タブで階段を立体で確認できます。段ごとの照度を色で塗り分け、器具の位置と配光の向きも表示されるので、暗くなる段がどこかが一目でわかります。ドラッグで回転、ホイールやピンチで拡大縮小、ダブルクリックで視点を戻せます。
内蔵の配光は器具の種類ごとの代表的な形(ダウンライトの拡散・中角・狭角、ブラケットの上下配光、足元灯の下向きなど)で、実際の製品とは差があります。提出用の計算にはメーカーの IES ファイルを読み込んでください。壁や天井からの反射光(間接光)は含めていないので、明るい仕上げの階段では実際より少し低めに出ます。
入力した内容や読み込んだ IES ファイルはお使いのパソコンの中だけで処理され、サーバーには送信されません。登録不要で使えます。
部屋全体の平均照度と器具台数の目安は照度計算(光束法)・器具配置をどうぞ。器具の台数が決まったらかんたん拾い出しで数量表に。
リクエスト・お問い合わせ
「こういう階段も計算したい」「この IES ファイルが読めない」などのご要望があれば、お気軽にお問い合わせからお寄せください。
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