【操作マニュアル】停電のお知らせ・停電作業手順書メーカーの使い方|掲示用のお知らせを自動作成・停電/復電の手順とタイムライン・A4印刷|セコサポ
年次点検や受変電設備の更新、分電盤の改修で建物を停電させるとき、必ず必要になるのが「テナント・入居者向けの停電のお知らせ」と「当日の停電作業手順書」です。毎回ワードで前回の文面を探して日付だけ直す、手順書は担当者の頭の中にしかない…という現場は少なくありません。このツールは、建物名・停電日時・止まる設備を選ぶだけで、掲示・配布用のお知らせ(A4 1枚)と、停電操作から復電までのタイムライン入りの作業手順書(A4 2枚)をブラウザ上で組み立てます。登録不要で、入力内容はお使いの端末にだけ保存されます。
高圧受電(キュービクル)の年次点検を請け負う電気工事会社や保安管理の担当者、テナントへの周知文を用意する管理会社・ビルオーナー、低圧の分電盤改修で一部停電を伴う工事をする電気工事士におすすめです。
主な機能
- 建物名・停電日・開始/終了時刻・停電範囲(全館/一部)・理由を入れるだけで「停電のお知らせ」の文面を自動作成
- 停電中に止まる設備(エレベーター・給水・自動ドア・電話・サーバー・防犯カメラ・機械式駐車場・冷蔵庫など12種類)をタップで選択し、「ご利用いただけない設備」と「お願い」の文面に自動反映
- 宛先(テナント各位・入居者各位など)、発行者(施工会社/管理会社/オーナー)、担当者・連絡先、予備日、追加のお願いを設定可能
- 掲示用にタイトルと日時を大きくする「掲示用」表示の切り替え
- 停電作業手順書:件名・体制(作業責任者・作業指揮者・電気主任技術者・人員)・事前準備チェック・当日タイムライン・停電操作手順・復電手順・安全確認事項・緊急連絡先をA4 2枚に
- タイムラインは開始・終了時刻から自動生成(集合→周知→停電操作→検電・接地→作業→復電→復旧確認→報告)。行ごとに時刻・内容・担当を書き換え可能
- 受電方式(高圧受電/低圧受電)に応じて、負荷側→電源側の開路手順と電源側→負荷側の投入手順を切り替え。安衛則第339条・第340条・第36条の要点を安全確認項目として収録
- 非常用発電機・UPS・自火報・太陽光・受水槽の有無を選ぶと、事前準備と復旧確認の項目が追加
- 停電日までの残り日数を表示し、周知が遅れそうなときは警告。過去の日付にも警告
- A4印刷/PDF保存(お知らせのみ・手順書のみ・2枚まとめて)、メール・LINE用のテキストコピー、案件ごとの保存と呼び出し
使い方
- 「1 停電の日時と範囲」に建物名・停電日・開始と終了の時刻を入れ、停電範囲と理由を選びます。右(スマホでは下)の帳票にその場で反映されます。まず様子を見たいときは、右上の「サンプルを入れる」ボタンで架空の内容を入れられます。
- 「2 停電中に止まる設備」で該当する設備をタップします。お知らせの「ご利用いただけない設備」と「お願い」が組み上がります。
- 「3 宛先と連絡先」で宛先・発行者・会社名・担当者・電話番号を入れます。管理会社や予備日、掲示用の大きな表示は「任意」の欄で設定します。
- 「4 作業手順書の設定」で受電方式・作業内容・体制・建物側の設備を選びます。タイムラインと緊急連絡先は必要に応じて編集します。
- 帳票の上のタブで「停電のお知らせ」「停電作業手順書」を切り替え、「印刷/PDF」で出力します。印刷ダイアログの送信先を「PDFに保存」にするとPDFになります。
停電のお知らせに入れておきたい項目
停電のお知らせで苦情になりやすいのは「いつ・どこが・何が使えなくなるか」が伝わっていないケースです。このツールでは次の項目を必ず入るように組んでいます。
- 停電日時:日付・曜日・開始〜終了時刻。「作業の進み具合で前後する」「早く終わればその時点で復電する」の一文を添える
- 停電範囲:全館か、階・棟・系統の一部か。一部停電のときは「範囲外は通常どおり使える」ことも書く
- 理由:法定点検(年次点検)・受変電設備の更新・分電盤や幹線の改修・電力会社の引込工事など
- 使えなくなる設備:照明・コンセントだけでなく、エレベーター、給水ポンプ(トイレ・水道)、空調、自動ドア・電気錠、インターホン、電話・ネット、防犯カメラ、機械式駐車場、冷蔵庫
- お願い:パソコンのデータ保存と電源OFF、精密機器の停止、エレベーター利用の自粛、冷蔵庫の開閉を控える、UPSの保持時間の確認
- 復電後の確認:時計・タイマー・予約設定の初期化、動かない機器があるときの連絡先
- 予備日と連絡先:荒天時の予備日、施工会社と管理会社の電話番号
周知のタイミングは、停電日の1〜2週間前に掲示・配布し、前日にもう一度声かけや館内放送で念押しするのが一般的です。ツールの上部には停電日までの残り日数が出るので、周知が遅れていないかの目安にしてください。
停電作業の順序と手順書の考え方
停電操作は「負荷側から電源側へ」、復電は「電源側から負荷側へ」が原則です。高圧受電の場合、各盤の分岐・主幹遮断器を切ってから、低圧側のMCCB、高圧遮断器(VCB/LBS)、断路器(DS)、区分開閉器(PAS/UGS)の順に開路し、高圧検電器で三相の無電圧を確認、残留電荷を放電してから短絡接地器具を取り付け、開閉器の施錠と「停電作業中/投入禁止」の表示を行います。断路器は無負荷を確認してから操作します。復電時は、作業者全員の退避と接地器具の撤去を確認したうえで逆順に投入し、変圧器二次側の電圧・相順を確認してから負荷を順次入れていきます。
ツールの手順書は、この流れを労働安全衛生規則 第339条(停電作業を行なう場合の措置)・第340条(断路器等の開路)・第36条(特別教育)の考え方に沿って一般的な例として並べたものです。実際の操作順序は設備の単線結線図と保安規程、電気主任技術者の指示が優先です。手順書を印刷したら、現場の設備に合わせて赤ペンで直して使うことを前提にしています。
よくある質問
Q. 入力した内容はどこに保存されますか?
お使いのブラウザ(端末)の中にだけ保存されます。サーバーには送信されません。別の端末で開くと内容は引き継がれないので、必要ならPDFで保存してください。
Q. マンションの入居者向けにも使えますか?
宛先を「入居者各位」、発行者を「管理会社」にすると、マンションや集合住宅向けの文面になります。機械式駐車場やオートロック、給水ポンプの停止も設備の選択で加えられます。
Q. 低圧受電(キュービクルなし)の建物でも使えますか?
「4 作業手順書の設定」で受電方式を「低圧受電」にすると、引込開閉器を主とした開路・投入の手順に切り替わります。引込線側の作業がある場合は電力会社(送配電事業者)への申込みが必要になる点も事前準備に入ります。
Q. 印刷がうまくいきません。
記事内の埋め込みで印刷できない場合は、記事上の「全画面表示」ボタンで開くか、ツール下部の「新しいタブで開く」から開いて印刷してください。印刷ダイアログの送信先を「PDFに保存」にすればPDFにできます。
リクエスト・お問い合わせ
「この設備も選べるようにしてほしい」「英語版のお知らせもほしい」など、ご要望があればお気軽にお問い合わせからお寄せください。
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