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【操作マニュアル】電線管 曲げ寸法計算の使い方|オフセット(S字)・90°立ち上げ・またぎの墨出し位置と切断長を即答・曲げ半径と270°もチェック・A4墨出しメモ|セコサポ

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電線管を現場で曲げるとき、段差をかわすオフセット(S字)なら「2つの印をどれだけ離すか」「曲げると全長がいくら縮むか」、90°の立ち上げなら「立ち上げ寸法から曲げしろをいくら引いて印を付けるか」、梁や配管をまたぐなら「どこに3つ(4つ)の印を付けるか」を、その場で決めなければなりません。係数(30°なら段差の2倍、など)を覚えていても、曲げ半径の分だけ管が詰まる量や、切断長までは暗算しにくいものです。このツールは、管の種類とサイズ、段差や立ち上げ寸法を入れるだけで、折れ点(中心線の交点)と曲げ始めの位置、縮み、必要な管の切断長を図つきで即答します。曲げ半径は内線規程の最小値(内側半径=管内径の6倍)が自動で入り、お使いのベンダーの値に上書きできます。ボックス間の曲げが合計270°(直角3か所)以内かも同時にチェック。墨出しメモはA4 1枚。登録不要で、入力内容はお使いの端末にだけ保存されます。

スマホを片手に配管の墨出しをする電気工事士、初めてベンダーを使う若手に印の位置を数字で示したい職長、施工図に曲げの寸法を入れたい設計者におすすめです。

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主な機能

  • 管の種類(ねじなし E・厚鋼 G・薄鋼 C・硬質ビニル VE/HIVE)とサイズを選ぶと、JIS の外径・内径から曲げ半径の最小値(内側=内径×6、中心線=+管の半径)を自動設定。ベンダーの曲げ半径を入れれば、その値で計算
  • オフセット(S字・段違い):段差 H と角度(10・15・22.5・30・45・60°)から、曲げ間隔 L=H÷sinθ、縮み=H×tan(θ/2)、2つの折れ点と曲げ始めの位置、全体の直線距離を入れれば切断長まで表示
  • 90° 立ち上げ:立ち上げ寸法(管の背で測るか中心線で測るかを選択)から、管の端に付ける印の位置=A−曲げしろ を計算。曲げしろは曲げ半径から自動(矢印が曲げ始めを示すベンダーの前提)で、機種の値があれば上書き可。水平部の長さを入れれば切断長も
  • またぎ:またぐ物の高さ・幅・すき間から必要な段差を出し、3点曲げ(中央 2θ・両側 θ)と4点曲げ(オフセット2つ)の印の位置・縮み・切断長を計算。始点からまたぐ物までの距離を入れると、管の端からの寸法で表示
  • 成立しない条件は理由つきで表示:段差が小さいのに角度が急で曲げどうしが重なる(何度以下にすればよいかを提示)、始点が曲げ始めより近い、立ち上げ寸法が曲げ半径より短い、曲げ半径が規程の最小値未満、など
  • 墨出し図(SVG):折れ点①②…の印、曲げ半径の弧、H・L・A・D の寸法、またぐ物の位置を、入力した数値どおりの形で表示
  • 区間の曲げ合計:ボックス間にある曲げ(90°、オフセット、またぎ、任意の角度)を足していくと、合計 270°(直角3か所)以内かを判定。超えるときは途中にプルボックスを入れる目安に
  • 角度の係数早見(L÷H、縮み÷H)、計算式と内訳、A4 1枚の墨出しメモ(図・印の位置表・切断長・チェック・確認欄)を印刷/PDF保存
  • 結果のコピー・共有、履歴の保存・呼び出し、入力途中の自動保存。案件名・作成者は他のセコサポツールと共有

管のサイズそのものを決めるときは電線管サイズ選定ツール、負荷電流から遮断器・電線・電線管・プルボックスまでまとめて決めるときは幹線・分岐回路 一気通貫計算、曲げが多くてプルボックスを入れるときはプルボックスサイズ選定ツールをあわせてご利用ください。本ツールは「決まった管を、現場でどう曲げるか」の墨出しに特化しています。

使い方

  1. 「1 管と曲げ半径」で管の種類とサイズを選びます。曲げ半径は規程の最小値が自動で入るので、ベンダーの曲げ半径が分かっていれば入れ直します(「よく使う曲げ」を押すと標準値が入ります)。
  2. 「2 曲げの種類と寸法」でオフセット/90°立ち上げ/またぎを選び、段差・角度、立ち上げ寸法、またぐ物の高さと幅などを入れます。始点からの距離や全体の直線距離は任意で、入れると管の端からの印の位置と切断長が出ます。
  3. 右側(スマホでは下)に印の位置・縮み・切断長と墨出し図が並びます。「印の位置」の表で、折れ点(中心線の交点)と曲げ始め・曲げ終わりの両方を確認できます。
  4. 「3 この区間の曲げ合計」に、同じボックス間にある曲げをすべて足して 270° 以内かを確かめます。「墨出しメモを印刷/PDF」でA4 1枚にまとめられます。

折れ点・曲げ始め・縮み・切断長の関係

曲げの寸法はすべて管の中心線で考えます。曲げる前後の中心線を延長して交わる点が「折れ点」で、図面や係数計算はこの点で行います。オフセットなら2つの折れ点の距離は L=H÷sinθ(30°なら段差の2倍、45°なら1.41倍、22.5°なら2.61倍)、曲げたあとに終点側が手前に来る量(縮み)は H×tan(θ/2)(30°で段差の0.27倍、45°で0.41倍)です。これらは曲げ半径に関係なく決まるので、係数を覚えておけば暗算もできます。

実際の管は折れ点で折れるのではなく、半径 R の弧を描きます。弧は折れ点の手前 t=R×tan(θ/2) から始まり、長さ R×θ(ラジアン)の弧を経て折れ点の先 t で直線に戻ります。折れ点で測った長さより、実際に必要な管は 2t−弧 だけ短くて済み、ツールではこれを「詰まり」と呼んでいます(90°で約 0.43R)。切断長は「折れ点で測った長さの合計 − 詰まりの合計」、オフセットなら「全体の直線距離 + 縮み − 詰まり」です。ベンダーの矢印(印)は多くの機種で曲げ始めを示すので、折れ点ではなく「曲げ始め」に矢印を合わせると、折れ点が計算どおりの位置に来ます。90° 立ち上げの「曲げしろ」はこの考え方で自動計算しており、機種の取扱説明書に曲げしろの値があればそちらを優先してください。初回は端材で試し曲げをして、ベンダーの癖を確かめることをおすすめします。

曲げ半径と、ボックス間の曲げ 270° の目安

内線規程では、金属管・合成樹脂管を曲げる場合、屈曲部の内側の半径を管内径の6倍以上としています(電線の引き入れと被覆の保護のため)。ツールの曲げ半径の初期値はこの最小値に管の半径を足した中心線の値で、ねじなし電線管 E19 なら内側 100mm・中心線 110mm 前後です。ベンダーの半径がこれより大きい分には問題ありませんが、小さい値を入れると規程未満として警告します。また、ボックスとボックスの間の曲げは直角3か所(曲げ角度の合計 270°)以内が目安で、これを超えると通線が難しくなるため、途中にプルボックスやアウトレットボックスを設けます。オフセット1つは角度の2倍(30° なら 60°)、3点曲げのまたぎは両側と中央で角度の4倍(22.5° なら 90°)を消費するので、区間の合計は思ったより早く上限に達します。ツールの「区間の曲げ合計」で足しながら確認してください。

よくある質問

Q. ベンダーの曲げ半径が分かりません。
空欄のままなら規程の最小値で計算します。実際の半径がそれより大きいベンダーでは、曲げ始めが折れ点から遠くなり、切断長は少し短くなります(オフセットの L と縮みは変わりません)。端材で90°を1本曲げ、内側の半径を測って入れるのが確実です。

Q. 縮みの係数がアメリカの早見表(30° で 1/4 インチ)と少し違います。
ツールは tan(θ/2) の厳密値(30° で 0.268)を使っています。早見表は覚えやすい概数(0.25)なので、大きな段差では差が出ます。

Q. PF管・CD管・FEP管は?
可とう管はベンダーで曲げないので対象外です。VE・HIVE は加熱曲げで、弧の長さを目安に均一に加熱してください。

Q. 3点曲げと4点曲げの使い分けは?
配管1本や小さな段差をまたぐなら中央1か所で越える3点曲げ、梁・ダクトのように幅がある物は上に直線部を作る4点曲げ(オフセット2つ)が向いています。ツールは幅とすき間から、3点なら必要な段差を、4点なら上の直線部の長さを自動で出します。

リクエスト・お問い合わせ

「ベンダーの機種ごとの曲げしろを登録したい」「複数の管を並べて曲げる(並行オフセット)計算がほしい」「角度が違う2つの曲げに対応してほしい」など、ご要望があればお気軽にお問い合わせからお寄せください。

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「ここが動かない」「こんな機能がほしい」を一言だけでも大歓迎です。いただいた内容はツールの改善に使わせていただきます。

送信内容は運営(セコサポ)にのみ届きます。サイト上には公開されません。

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