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【操作マニュアル】照度計算(光束法)・器具配置の使い方|JIS Z 9110の推奨照度から室指数・利用率で必要台数を算定・均等配置と平均照度・W/m²・配置図とA4計算書|セコサポ

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「この事務室に 40形のベースライトを何台つければ 750 lx になるのか」「既存の 12 台を LED に替えたら明るさは足りるのか」——照明の台数は光束法で決まりますが、室指数を出して利用率表を引き、保守率を掛けて割り算し、さらに均等に並べて間隔を確かめるところまでやると、手計算では時間がかかります。このツールは、部屋の幅・奥行・天井高と用途を入れ、器具を一覧から選ぶだけで、室指数 → 利用率 → 必要台数 → 均等配置 → 配置後の平均照度 → 照明電力(W/m²)を一気に出します。用途を選ぶと JIS Z 9110:2010 の推奨照度(維持照度)が入り、器具は LED ベースライト・スクエア・ダウンライト・高天井器具の代表値を用意。カタログの器具光束・消費電力・利用率を入力すればそのまま計算書になります。

配置は、必要台数以上で間隔がそろい、器具間隔と高さの比(S/H)が上限以内に収まる列×行を自動で選びます。「台数を指定」に切り替えれば既存の並びで照度を確認でき、「ほかの並べ方」で台数を増減したときの照度を比べられます。配置図(間隔・壁からの距離つき)と A4 の照度計算書を出力。電気設備設計者の照明計画、電気工事店の LED 更新提案、施主への説明資料、施工管理・電験の学習にお使いください。

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主な機能

  • 光束法 E = F·N·U·M ÷ A による必要台数の算定(切り上げ)と、配置後の台数での平均照度の再計算
  • JIS Z 9110:2010 の推奨照度:事務所・工場・学校・店舗・病院・住宅・駐車場など 50 用途の代表値と作業面の高さを自動入力
  • 室指数 K = XY ÷ (H(X+Y))、利用率は配光(広配光・中角・狭角・半間接)× 反射率(70/50/10・50/30/10・30/10/10)× 室指数の目安表を対数補間。メーカーの利用率表の値を手入力すると優先
  • 器具の代表値 19 種(ベースライト 40形 2,000〜6,900 lm・20形・スクエア 600角・ダウンライト 60〜350形・高天井 250〜1000形相当)と、器具光束・消費電力の手入力
  • 保守率 0.60〜0.85(LED の環境別の目安)、器具の下がり(吊り下げ)、作業面の高さ(0/0.4/0.8/0.85 m)
  • 自動配置:必要台数以上・間隔がそろう・S/H が上限(1.0/1.2/1.5/2.0)以内の列×行を選定。壁からの距離は間隔の 1/2 または 1/3
  • 台数を指定:既存や希望の列×行・器具の向きで平均照度を確認。「ほかの並べ方」で ±1 列・行の照度を比較
  • 照明電力 W と W/m²、器具効率 lm/W、設計照度に対する比率と明るすぎの警告
  • 器具配置図(SVG)、計算の過程(式と数値)、利用率の目安表、A4 1 枚の照度計算書、結果のコピー、履歴の保存、入力途中の自動保存

器具が決まったあとの型番管理・発注書は照明器具リスト作成ツール、図面用の姿図・凡例は照明器具姿図 作成ツール凡例表メーカー、照度の実測記録は測定記録票メーカーをあわせてご利用ください。本ツールは「必要台数と配置、平均照度」に特化しています。

使い方

  1. 「1」で用途を選びます(推奨照度と作業面の高さが入ります)。部屋の幅・奥行・天井高、器具の下がり(直付け・埋込は 0)、室内の反射率を選びます。
  2. 「2」で器具を一覧から選ぶか、カタログの器具光束と消費電力を入力します。保守率は環境に合わせて、メーカーの利用率が分かれば「利用率 U(手入力)」に。
  3. 「3」で自動配置のまま、間隔の上限 S/H と壁からの距離の考え方を選びます。既存の並びを確認したいときは「台数を指定」に。
  4. 右側(スマホでは下)に必要台数・配置・平均照度・W/m²・配置図が出ます。「ほかの並べ方」で台数を比較し、「計算書を印刷/PDF」で A4 に。

光束法の考え方

器具から出た光束のうち作業面に届く割合が利用率 U です。天井が高く部屋が狭いほど壁に吸われる光が増えて利用率は下がり、天井や壁が白いほど反射で戻ってくる光が増えて上がります。この「部屋の形」を 1 つの数にしたのが室指数 K = X·Y ÷ (H·(X+Y))(H は作業面から器具までの高さ)で、利用率表は配光と反射率ごとに室指数から引きます。保守率 M は、LED の光束が年数とともに下がることと、器具や室内の汚れによる減光を最初から見込む係数で、清掃しやすい事務所なら 0.8 前後、粉じんの多い工場なら 0.6〜0.7 が目安です。必要台数 N = E·A ÷ (F·U·M) を切り上げ、並べやすい列×行にすると台数が少し増えるので、配置後の平均照度は設計照度より少し高くなります。1.5 倍を超えるようなら光束の小さい器具や調光を検討してください。

配置の間隔と均斉度

平均照度が足りていても、器具の間隔が広すぎると器具の真下と中間で明るさに差が出ます(均斉度の低下)。目安になるのが器具間隔 S と作業面上の器具高さ H の比で、広配光の LED ベースライトなら S/H 1.2〜1.5 以内、ダウンライトのように配光の狭い器具は 1.0 以内、廊下や倉庫のように均斉度をあまり問わない場所は 2.0 程度まで許容されます。メーカーのカタログには器具ごとの「最大間隔比」が載っているので、それがある場合はその値を上限にしてください。壁際に机や作業台があるときは、壁からの距離を間隔の 1/3 程度に詰めると壁際の照度が確保できます。天井高 2.7 m の事務室で作業面 0.8 m なら H = 1.9 m、S/H 1.2 で間隔 2.3 m 以内が目安です。

よくある質問

Q. 推奨照度はどこまで守る必要がありますか?
JIS Z 9110 は推奨値(維持照度)であり法的な義務ではありませんが、事務所衛生基準規則では作業の区分ごとに最低照度(一般的な事務作業 300 lx 以上、付随的な事務作業 150 lx 以上)が定められています。設計では発注者の要求水準・設計基準(官庁営繕の建築設備設計基準など)を優先し、JIS の値を目安にしてください。

Q. LED のカタログには「ランプ光束」と「器具光束」があります。どちらを入れますか?
器具光束(器具から実際に出る光束)です。反射板やカバーの損失を含んだ値で、光束法の F はこの値を使います。蛍光灯器具の置き換えでは「Hf32 定格相当」などの表記が目安になりますが、必ず器具光束で比較してください。

Q. 利用率の目安表とメーカーの表で値が違います。
利用率は器具の配光で大きく変わるため、ツールの表は「直接照明の一般的な傾向」をまとめた目安です。実際の器具の利用率表(反射率と室指数で引く)があれば、その値を「利用率 U(手入力)」に入れてください。計算書にも「手入力」と記載されます。

Q. 非常照明や誘導灯の照度は計算できますか?
本ツールは常用照明の平均照度(光束法)専用です。非常照明の床面 1 lx(蓄電池内蔵の LED は 2 lx)や誘導灯は、逐点法や器具ごとの配置図で個別に検討してください。設置義務や免除の判定は消防法・建築基準法の該当条文と所轄消防・建築主事の指導で確認してください。

リクエスト・お問い合わせ

「メーカー別の器具データを増やしてほしい」「複数の部屋をまとめて計算したい」「逐点法で均斉度を出したい」など、ご要望があればお気軽にお問い合わせからお寄せください。

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「ここが動かない」「こんな機能がほしい」を一言だけでも大歓迎です。いただいた内容はツールの改善に使わせていただきます。

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