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【操作マニュアル】ブレーカーが落ちる原因診断の使い方|落ちたブレーカーと状況から原因を切り分け・同時に使う家電から契約アンペアと回路の余裕を判定・電力会社と電気工事店どちらに頼むか・A4診断メモ|セコサポ

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電子レンジと電気ケトルを一緒に使うと、いつもブレーカーが落ちる。雨の日になると落ちる。何もしていないのに落ちる。——「ブレーカーが落ちる」と一口に言っても、落ちているのがアンペアブレーカーなのか、分岐ブレーカーなのか、漏電ブレーカーなのかで、原因もやるべきことも正反対です。契約アンペアを上げれば直ることもあれば、契約を上げても何も変わらないこともありますし、漏電ブレーカーをそのまま上げるのは危険です。このツールは、分電盤で落ちていたブレーカーの種類と、落ちるときの状況(特定の家電・同時使用・雨の日・上げてもすぐ落ちる・焦げ臭い など)から原因の候補を可能性の高い順に並べ、いますぐやることと連絡先(電力会社か電気工事店か)を示します。あわせて、契約アンペアと同時に使う家電にチェックを入れると、合計電流と契約の余裕、起動の瞬間の電流、同じ回路に集中していないかを判定します。銘板の消費電力を入れた家電の追加や、同じコンセントで使う家電のまとめ(回路の割り当て)にも対応。A4 の診断メモは電気工事店への相談にそのまま使えます。登録不要で、入力内容はお使いの端末にだけ保存されます。

家のブレーカーがよく落ちて困っている方、契約アンペアを上げるべきか回路を増やすべきか迷っている方、お客さまから「ブレーカーが落ちる」と相談を受けたときに切り分けの手順を示したい電気工事店の方におすすめです。判定のもとになったHARITAの設計室「ブレーカー落ちるかな?判定」もあわせてご覧ください。

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主な機能

  • 原因診断:落ちたブレーカー(アンペア/分岐/漏電/わからない)と状況(特定の家電・同時使用・食事どき・雨や湿気・水まわり・何もしていない・上げてもすぐ落ちる・焦げ臭い・築年数・家電の増加)から、原因の候補を可能性 高/中/低 で表示。焦げ臭い・熱いときは「危険」として使用中止を最優先に
  • いますぐやること(復旧の順番:分岐を全部「切」→ アンペア「入」→ 漏電「入」→ 分岐を 1 つずつ)と連絡先(契約変更・アンペアブレーカーは電力会社、回路増設・漏電調査は電気工事店、特定の家電はメーカー)
  • 契約アンペア 20〜60A と「アンペア契約なし」(関西・中国・四国・沖縄:主幹の漏電ブレーカーの定格で判定)に対応
  • 同時に使う家電:キッチン・リビング・洗面・大物の 35 種類(消費電力・起動時・200V・専用回路の目安つき)にチェック。表にない家電は銘板の W を入れて追加
  • 判定:合計電流(100V 機器が片側に偏った安全側)、起動時の電流、左右に振り分けた場合の電流、契約に対する使用率をゲージで表示。落ちる/ぎりぎり/起動の瞬間だけ/余裕少なめ/落ちない の 5 段階
  • 回路の集中:部屋ごと(または「回路の割り当て」で指定した回路ごと)に 100V 機器を合計し、1,500VA(内線規程の想定)超えと 20A(2,000W)超えを判定。契約を上げても直らないケースを見分ける
  • どうすればいいか(契約を上げる・時間をずらす・回路を増やす)、「落ちる」の見分け方の表、A4 1枚の診断メモ(状況・家電一覧・判定・原因と対処・連絡先)、結果のコピー・共有、入力途中の自動保存

契約アンペアそのものの決め方は HARITAの設計室の契約アンペアの決め方、漏電ブレーカーが落ちたときの手順は漏電ブレーカーが落ちたときの切り分け手順、分電盤の見方は分電盤の見方 完全入門を、電気工事店の方は分岐回路の電線とブレーカーの選定に幹線・分岐回路 一気通貫計算をあわせてご利用ください。

使い方

  1. 分電盤のふたを開けて、どのブレーカーが下がっていたかを「1」で選びます。わからなければ「わからない」でも診断できます。落ちるときの状況に当てはまるものをすべて押します。
  2. 「2」で契約アンペア(いちばん左のブレーカーの数字)を選びます。関西・中国・四国・沖縄は「アンペア契約なし」を選び、主幹ブレーカーの定格を入れます。
  3. 「3」で、落ちたときに動いていた家電にチェック。表にないものは「表にない家電を足す」で銘板の W を入れます。
  4. 右側(スマホでは下)に診断結果・合計電流・回路の集中・対処が並びます。同じコンセントで使う家電がわかるなら「回路の割り当て」でまとめると、分岐ブレーカーの判定が正確になります。「診断メモを印刷/PDF」で A4 に。

「落ちる」には 3 種類ある

家の電気が止まったとき、落ちているブレーカーは 3 つのうちどれかです。いちばん左の大きなアンペアブレーカーが落ちたなら家全体の使いすぎで、契約アンペアを上げる(電力会社)か使う時間をずらすのが対処です。右側にたくさん並ぶ小さな分岐ブレーカーが落ちたなら 1 つの回路の使いすぎか、その回路の家電・配線の異常で、契約アンペアを上げても直りません。回路を分ける工事(電気工事店)かコンセントを分けるのが対処です。中央のテストボタン付きの漏電ブレーカーが落ちたなら、使いすぎではなく電気が本来の道から漏れています。そのまま上げず、分岐ブレーカーを全部「切」にしてから漏電ブレーカーを「入」にし、分岐を 1 つずつ入れて落ちる回路を特定し、その回路の家電のプラグを抜いて確認します。何度も落ちる、上げてもすぐ落ちるときは、原因がわかるまで復帰させず電気工事店に相談してください。焦げ臭い・コンセントが熱い・音がするときは火災の前兆なので、ブレーカーを切ってプラグを抜き、すぐに点検を依頼します。

なぜ「合計 W ÷ 100」で見るのか

一般の家庭には単相 3 線式で電気が届いていて、アンペアブレーカーが見ているのは外側 2 本の電線それぞれに流れる電流です。100V の家電は左右どちらかの電線に割り振られますが、どちらに載っているかは分電盤の配線しだいで住んでいる人にはわかりません。そこでこのツールは、いちばん条件の悪い「100V 機器が全部同じ側に偏った状態」=合計 W ÷ 100 で計算し、参考として左右に半分ずつ振り分けられた場合の値も表示します。実際の家はこの間になります。据付の IH・エコキュート・EV 充電などの 200V 機器は外側 2 本を使うので、片側に流れる電流は W ÷ 200 です。エアコンや冷蔵庫は運転開始の数秒だけ定格を大きく超える電流が流れるため、「起動時」の値が契約を超えると、その瞬間だけ落ちることがあります。力率と同時使用率は見込んでいないので、判定は安全側(落ちやすい側)の目安です。

1 つの回路には何 W まで

分岐ブレーカーは 20A が標準で、100V なら 2,000W です。ただし内線規程ではコンセント回路 1 つあたりの想定を 1,500VA としているので、実務的には 1 回路 1,500W 程度と考えておくのが目安です。電子レンジ 1,400W・電気ケトル 1,250W・ドライヤー 1,200W・ホットプレート 1,300W——これらはどれも単体で 1 回路をほぼ使い切るので、同じ回路のコンセントで 2 つ同時に使えば、契約が 60A あっても分岐ブレーカーが先に落ちます。同じ部屋のコンセントが同じ回路とは限らないので、分岐ブレーカーを 1 つだけ「切」にしてどのコンセントが使えなくなるかを調べると、回路の分かれ方がわかります。このツールの「回路の割り当て」に反映すると判定が正確になります。

よくある質問

Q. 契約アンペアを上げるのは誰に頼めばいいですか?
電力会社(一般送配電事業者)です。契約している新電力ではありません。アンペアブレーカーの交換自体に費用がかからないことが多いですが、基本料金は上がります(目安 10A あたり月 300 円前後、プランによって異なる)。分電盤や引込線の容量が足りないと、先に電気工事(有償)が必要になることがあります。スマートメーターの家では連絡だけで設定変更できることがあります。

Q. 回路を増やす工事は自分でできますか?
できません。屋内配線工事・コンセントの増設・分電盤の変更は電気工事士の資格が必要です(電気工事士法)。延長コードやテーブルタップで容量を稼ぐこともできません。タップは分岐しているだけで、大元の回路の容量は変わらないためです。

Q. ブレーカーが落ちたら、どの順番で戻せばいいですか?
まず原因になった家電のスイッチを切り、プラグを抜きます。次に分岐ブレーカーを全部「切」にしてから、アンペアブレーカー、漏電ブレーカーの順に「入」にし、最後に分岐ブレーカーを 1 つずつ入れていきます。この順番だと、途中で再び落ちたときに、どの回路が原因かがその場でわかります。

Q. 判定と実際が食い違うのはなぜですか?
家電の実際の消費電力は設定や使い方で大きく変わります。エアコンは室温と設定温度の差が大きいほど電気を使い、ドライヤーも風量と温度で倍近く違います。正確に知りたい場合は、機器の銘板(定格ラベル)に書かれた消費電力を「表にない家電を足す」に入れてください。ここに書かれた値がその機器の最大値です。

リクエスト・お問い合わせ

「家電の一覧にこれを足してほしい」「三相 200V の事業所にも対応してほしい」「分電盤の写真から回路を読み取りたい」など、ご要望があればお気軽にお問い合わせからお寄せください。

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