メッセンジャーワイヤー(ちょう架用線)サイズ選定

径間・弛度・風圧とケーブル構成から、ちょう架用線にかかる引張張力 T = W·S²/(8D)×f を計算し、許容引張荷重を満たす最小サイズを自動選定。荷重の内訳・図解・A4 計算書つき。

1

径間と条件

支持点間の距離と設計条件
m
倍
風圧荷重 ?
弛度 D(たるみ) ?
2

ちょう架するケーブル

種類と本数
風を受ける幅(ケーブル分) ?
案件情報(計算書に印字)
提出用ヘッダー(社名・ロゴ・承認欄を計算書に印字)
i
→

ちょう架用線の選定

許容引張荷重 ≧ 必要張力 の最小サイズ
計算の過程(式と数値)
ちょう架用線ごとの判定(2号 亜鉛めっき鋼より線)

径間・弛度の逆算比較

現在のケーブル・風圧・安全率で比較。最大径間は弛度率を一定とする概算です。必要弛度は現在の径間で逆算します。支持物強度・離隔距離・温度伸縮・着氷は別途検討してください。

線が太くなると自重と受風幅も増えるので、必要張力は線ごとに計算しています。許容引張荷重はメーカーカタログの代表値です。

ケーブルの内訳(質量・外径)
諸元一覧(ケーブル・ちょう架用線)
計算履歴(この端末)0
?

使い方

径間・安全率・風圧・弛度を選びます。屋外は「甲種 980 Pa」、屋内は「屋内」。弛度は低圧 1%/高圧 2% が目安で、手入力もできます。
ちょう架するケーブルを種類と本数で入れます。一覧にないケーブルは「カスタム」で質量(kg/m)と外径(mm)を入力。束ねて架けるときは「風を受ける幅」を手入力できます。
右側に必要引張張力と、それを満たす最小のちょう架用線が出ます。計算の過程・線ごとの判定を確認し、「計算書を印刷/PDF」で A4 に。
§

技術基準のポイント(電気設備の技術基準の解釈)

風圧荷重(58 条) 甲種:高温季、電線の垂直投影面積 1 m² あたり 980 Pa(風速約 40 m/s 相当)。乙種:低温季に厚さ 6 mm・比重 0.9 の氷雪が付着した状態で甲種の 0.5 倍。丙種:甲種の 0.5 倍(氷雪の少ない地域の低温季など)。屋内など風の影響がない場所は考慮しません。
弛度と張力 水平張力は近似式 T = W·S²/(8·D)(W:合成荷重、S:径間、D:弛度)。弛度を大きくとるほど張力は小さくなります。低圧 1%・高圧 2% は実務上の目安で、法令で固定された値ではありません。
安全率(66 条) 架空電線は想定される最大張力に対し、硬銅線・耐熱銅合金線は 2.2 以上、その他の電線は 2.5 以上の安全率を確保します(このツールの既定値は 2.5)。
ちょう架用線によるケーブルのちょう架(67 条) 低圧・高圧架空電線路にケーブルを使う場合はちょう架用線でちょう架し、ちょう架用線は引張強さ 5.93 kN 以上、または断面積 22 mm² 以上の亜鉛めっき鉄より線。ハンガーでちょう架するときの間隔は 50 cm 以下(高圧)。ちょう架用線とケーブル被覆の金属体には D 種接地工事を施します。