【操作マニュアル】自火報 感知器 個数・警戒区域 算定ツールの使い方|規則23条の感知面積表で室ごとに自動算定・警戒区域と受信機の目安・A4算定表|セコサポ
自動火災報知設備(自火報)の見積や施工図を起こすとき、「この部屋は差動式で何個?」「天井が4mを超えるから感知面積が変わる」「廊下は歩行距離で数える」と、消防法施行規則第23条の表をそのたびに引き直していませんか。このツールは、室ごとに床面積・天井高・感知器の種別を入れるだけで、感知面積表(規則23条4項)から必要個数を自動で算定し、種類別の拾い出し数量、階ごとの警戒区域数と受信機の目安まで一度に出します。登録不要で、入力内容はお使いの端末にだけ保存されます。
自火報の改修・増設を請け負う電気工事士や消防設備士、設計事務所で自火報の概算数量を出す設計者、消防署との事前協議の前に一次算定をしておきたい現場代理人におすすめです。
主な機能
- 室ごとに床面積・取付面の高さ(天井高)・感知器の種類と種別・感知区域数(はり区画)を入れると、感知面積表から必要個数を自動算定
- 差動式スポット型・補償式スポット型・定温式スポット型(特種・1種・2種)・煙式スポット型(1〜3種)に対応。主要構造部(耐火/その他)と取付面高さ(4m未満/4m以上8m未満/煙式は20m未満)で感知面積を切り替え
- 取付面の高さに設置できない種別(定温式2種を4m以上、差動式を8m以上、煙式2種を15m以上など)は赤く警告し、その高さで使える種別を提案
- 廊下・通路は歩行距離30m(3種は20m)につき1個、階段・傾斜路は垂直距離15m(3種は10m)につき1個、EV昇降路・パイプシャフトは最頂部1個で算定
- 用途チップ(事務室・客室・厨房・ボイラー室・駐車場・倉庫・廊下・階段・EVシャフトなど12種)を押すと、その用途の標準的な感知器で室を追加
- 40㎡未満・天井高2.3m未満の居室の煙感知器(入口付近に設置)、地階・無窓階・11階以上の煙感知器の要否など、見落としやすい確認事項を一覧表示
- 階ごとの床面積・最大辺長・見通しの可否から警戒区域数(600㎡/1,000㎡・一辺50m)を算定し、たて穴(階段・EV)の警戒区域(垂直距離45mごと)も加算。警戒区域数と延べ面積から受信機(P型1級・2級・3級)の目安を表示
- 感知器の種類別数量(拾い出し)、室ごとの算定表、階ごとの警戒区域・地区音響装置・発信機の最少目安をA4横1〜3枚の算定表として印刷/PDF保存
- 「表をコピー」でタブ区切りテキストをコピーし、Excel の見積・拾い出し表にそのまま貼り付け
- 「早見表・根拠」タブに、取付面高さ別の設置可能な感知器、熱・煙感知器の感知面積表、廊下・階段の基準、警戒区域と受信機の基準を条文番号つきで収録
- 建物ごとの保存と呼び出し、入力途中の自動保存
使い方
- 「1 建物の共通条件」で主要構造部(耐火/その他)と標準の天井高を入れます。まず動きを見たいときは右上の「サンプル」ボタンで架空の3階建てビルが入ります。
- 「2 室を追加」で用途チップを押し、階・室名・床面積・天井高を入れます。感知器の種別を変えたいときはプルダウンで選びます。はりで区切られている室は「感知区域数」を増やすと、区域ごとに切り上げて合計します。廊下は歩行距離、階段は垂直距離を入れます。
- 「3 警戒区域と機器の目安」で階ごとの最大辺長(と必要なら床面積・見通しの可否)、たて穴の本数と建物高さを入れると、警戒区域数と受信機の目安が出ます。
- 右側(スマホでは下)の「算定結果」で種類別数量・室ごとの算定・確認事項を確認し、「算定表を印刷/PDF」または「表をコピー」で出力します。
感知器の個数はこう決まる(規則23条4項の要点)
スポット型の感知器は、感知区域ごとに「感知面積につき1個以上」を設けます。感知区域とは、壁または取付面から0.4m以上(差動式分布型と煙感知器は0.6m以上)突き出したはり等で区画された部分です。感知面積は取付面の高さと主要構造部で変わり、たとえば差動式スポット型2種は、耐火構造・4m未満で70㎡、4m以上8m未満で35㎡、その他の構造ではそれぞれ40㎡・25㎡です。煙式スポット型は1種・2種とも4m未満で150㎡、4m以上20m未満で75㎡(3種は4m未満のみ50㎡)で、構造による区別はありません。
取付面の高さによって使える種別も決まっています。定温式2種と煙式3種は4m未満まで、差動式・補償式・定温式(特種・1種)は8m未満まで、煙式2種は15m未満、煙式1種は20m未満までで、それ以上は差動式分布型や炎感知器の領域です。ツールは室の天井高からこの制限を自動でチェックし、使えない組み合わせは合計に含めず赤く表示します。
廊下・通路、階段・傾斜路、エレベーター昇降路などのたて穴、地階・無窓階・11階以上の階(用途による)、取付面高さ15m以上20m未満の場所には煙感知器(または炎感知器・熱煙複合式)が求められます(規則23条5項)。一方で、厨房のように煙や蒸気が滞留する場所、駐車場のように排気ガスが滞留する場所、著しく高温の場所、結露する場所には煙感知器は向かず、定温式や差動式などを選びます。用途チップはこの使い分けを初期値にしています。
警戒区域と受信機の目安
警戒区域は、1区域の面積を600㎡以下・一辺の長さを50m以下とし、2以上の階にまたがらないのが原則です(令21条2項)。主要な出入口から内部を見通せる場合は1,000㎡以下まで、光電式分離型なら一辺100mまで広げられ、2つの階の合計が500㎡以下なら1区域にまとめられます。階段・傾斜路・EV昇降路などのたて穴は別の警戒区域とし、垂直距離45mごとに区切ります。ツールでは階ごとの床面積と最大辺長から必要区域数を出し、たて穴の区域を足した合計で、P型3級(1回線・150㎡以下)/P型2級1回線用(350㎡以下)/P型2級(5回線以下)/P型1級・R型の目安を表示します。地区音響装置(各部分から水平距離25m以内)と発信機(歩行距離50m以内)は最少の目安のみで、実際の数は平面形状で決まります。
よくある質問
Q. 算定結果をそのまま消防署に出せますか?
一次算定としてお使いください。感知区域の取り方(はりの高さ)、別表第一の二の環境、地階・無窓階・11階以上の煙感知器の要否、差動式分布型・光電式分離型・炎感知器の適用などは、所轄消防署との事前協議と消防設備士の判断が必要です。算定表には根拠の条文と注意書きを入れてあります。
Q. はりで区切られた部屋はどう入れますか?
その室の「感知区域数」をはりで区切られた数にしてください。床面積を区域数で等分し、区域ごとに切り上げて合計します。区域の面積が大きく違う場合は、室を分けて入れるほうが正確です。
Q. 差動式分布型(空気管)や炎感知器は算定できますか?
このツールはスポット型(差動式・補償式・定温式・煙式)が対象です。分布型は空気管の露出長や相互間隔、炎感知器は監視空間と視野角で決まるため、別途メーカー資料で計画してください。
Q. 入力した内容はどこに保存されますか?
お使いのブラウザ(端末)の中にだけ保存されます。サーバーには送信されません。別の端末に持っていくときは「表をコピー」で Excel に貼るか、PDF で保存してください。
リクエスト・お問い合わせ
「分布型も算定したい」「用途チップを増やしてほしい」「機器リストのCSVがほしい」など、ご要望があればお気軽にお問い合わせからお寄せください。
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「ここが動かない」「こんな機能がほしい」を一言だけでも大歓迎です。いただいた内容はツールの改善に使わせていただきます。